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前回の記事で「SMC PENTAX 55mm f/1.8」を手に入れたことを記事に書きました。
今回は、購入に至った経緯を記事に書きたいと思います。
なぜ今頃になってオールドレンズなのか
私の年齢よりは少し若いですが、このレンズは1975年に作られた40年前のレンズです。
40年前に製造されたレンズが現在のデジタル一眼カメラに取り付けて、撮影することが出来ます。
Camera本体に何も細工しなくて使えるんです。
Pentaxって凄いCameraメーカです!
製品作りに拘りがある、そこがPentaxの好きなところです。
実は、20歳前後の頃ヴィンテージ物が大好きでした。
友人と古着屋を何件も探し回って、買い物していた記憶があります。当時はリーバイスの501のジーンズを数枚持っていました。
その当時から、古い物に対する味は何となく自分に合っていると思っていたことを記憶している。
当時、バブル時代全盛だったこともあり、新しい物が次々と開発され、古い物は世間でもマニアだけが持つアイテムっていう感覚でした。でも、その新しい物は次々と製造されるだけで、そのほとんどが故障するような物が多かったように感じます。
その当時頃から日本製ではなく海外製が多くなったような気がします。
物作りの基本が出来ていないのか、安くても大量生産することが使命だったのか、物作りの考え方が変わった時代だったと思います。
最近、自分が半世紀近く生きてきて思ったことがあります。
「古い物に対する味・手触り感が懐かしく愛おしい。」
一言でそれが一番のきっかけです。
1年半ほど前からCameraを始めました。
AF撮影は便利でとても綺麗な写真が撮れます。
素人でもPentax K-50を使うと、簡単に撮影できます。とても楽しいです。
でも、たまに自分で苦労して思った描写で撮れないかと思います。
AFのレンズでも可能ですが、やはり古いレンズは違います。
1枚の写真を撮るのに何度も失敗します。ぜんぜん思った写真が撮れません。
でも、楽しいんですよとても楽しい!
そう思っていた時に、ネットでオールドレンズがあることを知りました。
写真を見ましたが何となく温かみがある写真がたくさんありました。
「これっ」て思いましたねただの直感です。
俺もこんな写真が撮りたい。そう思って色々と調べました。
良く調べると、車やバイクと同様で古くて良い製品は値段がとても高いです。
当たり前ですよね!でもよく調べると安い製品も沢山ありました。
その製品は少し整備が悪い品でした。でも、始めるにはそれで十分です。
ダイヤルをカチカチ回すだけで楽しい
と思った瞬間からこの「SMC PENTAX 55mm f/1.8」と付き合うことになりました。
購入記録
オールドレンズに興味を持ったのですが、レンズをどこで購入すれば良いのか良くわかりませんでした。
オールドレンズの相場はネットとヤフオクで大体の事はわかりました。やはりヤフオクが一番簡単な入手方法だと思いました。
しかし、このような物は手に取ってみないとわかりません。触った時の直感が大事だと思いました。やはり、オークションより値段が高くてもお店で購入しようと思いました。
数店のお店でオールドレンズを探しましたが、なかなか気にいる物が見つかりませんでした。
私が欲しかったのが、28mmもしくは30~35mm付近のレンズでした。このサイズの画角が私に合うんですね!
この辺りのレンズはオールドレンズで最も人気があるようです。そう簡単には見つかることはありませんでした。
そんな時に、たまたま会社の近くにあった「カメラのキタムラ東京・日本橋店」
このお店は中古レンズも多数取り扱っています。
ここでたまたま見たレンズが「SMC PENTAX 55mm f/1.8」でした。
私が欲しかった28mmとは程遠く、約倍ですがレンズ自体は非常に外観も綺麗で気に入りました。
また、「カメラのキタムラ東京・日本橋店」の店員さんは非常にCameraやレンズの事が詳しくて説明が上手で丁寧でした。(当たり前ですが)
店員さん曰く、55mmは人を撮影するには最適なレンズだと説明していただきました。
フィルム時代の大きさに変換すると55mm×1.5倍=82.5mmです。
人を撮影するときは75mm~80mm付近が良いそうです。
Pentax K-50を持参していたので、お店でマニュアルレンズの設定方法、操作方法・留意点等を教えていただきました。
やはり店員さんはCamera大好き人間でした。その丁寧さに負けた事と「SMC PENTAX 55mm f/1.8」が気に入った事で、即購入決断しました。
お値段は破格の2,400円(税込)でした。
55mmは相場的にもそう人気はありません。やはり28mm付近は大人気のようです。
Camera初心者の私にとってはこのレンズで勉強です。
マニュアルレンズを使いこなすことが出来れば、28mm付近に挑戦します。
「SMC PENTAX 55mm f/1.8」詳細
記事が長くなっていますが、やっとここで「SMC PENTAX 55mm f/1.8」の詳細画像です。
「SMC PENTAX 55mm f/1.8」の仕様
- レンズ:単焦点
- F値:1.8
- フォーカス:MF
- マウント:Kマウント
- レンズ構成:5群6枚
- フィルター径:52mm
- 絞り羽枚数:6枚
- 焦点距離:55mm
- 重量:225g
- 最短撮影距離:0.45m
- 発売:1975年
- 当時の定価:約19,500円
オールドレンズが発売された時代は
このレンズは40年前に製造されたレンズです。
40年前はどのような時代であったかとふと調べたくなりました。
年号で思い出すと昭和50年となります。
- 山陽新幹線が岡山から博多間がつながった年
- マイクロソフト社が設立
- ロックバンドキャロルが解散
- ローソンが設立
- 佐藤栄作元首相が死去
- 広島カープが初優勝 等々です。
ちなみに1975年の大卒男子の初任給が91,272円でした。
そう考えると「SMC PENTAX 55mm f/1.8」の定価は約1/5にあたります。
当時からレンズは高嶺の花だったんですね!
大事に使っていきたいと思います。
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オールドレンズ「SMC PENTAX 55mm f/1.8」で楽しむCamera Life
ブログ拝見しました。気軽に使える値段と明るさが良いですよねオールドレンズは。
SDMやらDCモーターやらは内蔵されていませんが、そのぶん単純な造りで修理も手軽。おまけに安いもんですから!
K-50も購入を検討しており、また拝見させて頂きます。
はじめまして。<br /><br />拙ブログへコメントありがとうございます。<br />多忙でお返事が遅れてすみません。<br /><br />すでに解決済みかもしれませんが、オールドレンズ使用時はレンズの絞り値を本体へ伝える仕組みがありませんのでF0となってしまいます。撮影時に覚えるしかないというわけですね。<br />マメに覚えるかメモするなどすれば良いのでしょうが、つい忘れて「F4か5.6?」という写真が多いです(^^;;<br /><br />K-50へ装着した画像しか見ていないのでわかりませんが、もしレンズフードなしで撮影されているのでしたら、フード装着で撮影すると写りがさらに締まってよいですよ。<br />中古カメラ屋で安いフードがガチャガチャと入ったカゴがあったりしますので、物色されると良いと思います(^^)
たけさん<br /><br />こんばんは、コメントありがとうございます。<br />F値の件理解しました。<br />撮影の時に覚えておくのはけっこう面倒ですが、それもOldLensの使命でしょうか?<br />何をするにも面倒な点が楽しいところでもあります。(笑)<br /><br />レンズフードですが、実は現在検討中です。<br />見た目重視のCameraスタイルなので、とりあえずライカ風で考えています。<br />実用は、使用してから判断します。<br /><br />今日も会社帰りに撮影しましたが、55mmは難しいですね!<br />やはり、28mm、35mm付近が欲しくなってきました。<br /><br />また、いろいろ教えてください。<br /><br />コメントありがとうございました。<br />