2015年度技術士合格発表

 

本日、平成28年3月1日に平成27年度技術士の最終合格発表がありました。

合格された方は本当に「おめでとうございます。」

私の経験では面接試験終了後からこの発表までの時間がとても憂鬱だったことを思い出します。数年前ですが私の場合、出勤して会社のPCで合格発表を見た瞬間から早退して、飲みに行った記憶があります。

年度末で仕事が忙しかったのですが、それぐらい嬉しかったです。

合格された方は、今日一日は騒ぎまくって良いのではないでしょうか

また、今回の試験で不合格だった方は悔しいでしょうが、諦めないことが合格への近道なので、なぜ不合格だったのかをしっかりと分析し、平成28年度の試験準備をして下さい。

既に、28年度の試験は始まっているので準備が重要ですよ!

頭を切り替えて、頑張って下さい。

合格統計を見て

日本技術士会のHPに合格統計が記載されています。

今年の受験者総数は24,878人(申込者数:30,823人)

合格者は3,649人

合格率は、14.7%となっています。

昨年が15.1%だったので、今年は少し下がっているようです。

申し込みだけして、受験しなかった人が約6,000人もいらっしゃいます。体調不良で試験場に行けなかった人は仕方ありませんが、それ以外の人は「なぜ?」と毎年疑問に思います。

申込者数を考慮して合格率を換算すると合格率は11.8%とやはり狭き門なのでしょうか?

技術部門

技術部門は相変わらず、建設部門がダントツです。約半数を占めています。その次に総合技術管理、上下水道、電気電子、機械となっています。改めてみるとやはり技術士は建設関係の資格になっています。

年代別試験結果

ここは、やはり40代と30代で7割を占めています。会社にもよりますが、技術系の社員はこの資格を持っているか否かで昇給にも影響するでしょう。当然ながら必須の試験です。受験者の平均年齢が43.3歳となっています。平均がこの歳なのでやはり合格するには知識も重要ですが、経験も必要なのかと思います。

今年の試験では、70歳を超えた人が67人も受験されています。合格者は1名ですが、この歳で受験する意欲が凄いです。私はまだ40代ですが、もう一度受験する意欲はありません。歳を重ねると記憶力もさることながら、受験に対する集中力も下がってきます。70歳以上で受験する方はやはり、経営者や技術意欲があるのかと思います。まだまだ見習わないとダメですね!統計を見ているだけでも勉強になります。

勤務先・学歴等

勤務先では建設コンサルタント業が過半数を占めています。建設コンサルタントの技術者で40歳を過ぎるとこの資格を持っていなかったらラインから外れると思うので、当然なのでしょうか?

それ以外には公務員の方が多く受験されています。私が思っていたよりも公務員の方も勉強熱心なんですね。素晴らしいと思います。行政は民間事業者に仕事を投げるものだと思っていましたが、しっかりと勉強されていますね!合格率も民間企業より高いのが凄いです。民間よりは勉強する時間があるのでしょうか?

学歴ですが、技術士は学歴は関係ないと思いますが、やはり、大学院卒の合格率が高いです。論文を書くのに慣れているのと、頭の中が整理出来ているのではないかと想像します。ただ、それ以外の方も工夫すれば合格します。私がそうだっただけに、この試験は学歴は関係ないと思っています。

思ったこと

毎年、この時期になると技術士の合否が気になります。私が受験して既に7年は経過しました。途中試験方法も変更になり、最近は論文を書く量も少なくなったと聞いています。

それでも、技術士試験はやはり難しい試験の一種だと思っています。

試験までにどれだけ、準備できるか!諦めないか!時間管理をしっかりできるか!この3つを出来ると必ず合格できると思います。

「思考を意識で見守れ」といった言葉が好きです。何か考えだすと思考で頭の中がいっぱいになり、他のことが出来なくなります。思考が思考を生んで、頭の中が思考だらけになります。そんな時こそ、思考を意識で見守れると冷静に自分を判断することが出来ると思います。

これをするにはある程度トレーニングをする必要がありますが、普段の生活で意識していると、何となく思考を意識で見守れるようになってきます。

技術士以外でも仕事でも他のことでも何か迷った時はこの言葉を思い出してください。

「思考を意識で見守れ」

これで、壁は抜けていくと思います。

今年、再チャレンジする方、初めて受験する方、頑張ってください。

https://cyapu.com/2015/11/03/gizyutusi/

 


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