来春から大学生になる子供が最寄り駅までバイクで行きたいとのことで、先日、中古のスクーターを探しに東大阪周辺をウロウロとしてきました。
私が原付を初めて購入したのは今から32年前になります。
当時はノーヘルで原付を乗ることが出来ましたが、今は当然ながらヘルメット着用です。
その時購入したスクーターは、「YAMAHA PASSOLⅡ」でした。当時はパッソーラやパッソル等が非常に人気でパッソルの新型車として販売されていました。そのあとに、JOG等も販売され、高校生だった私はバイクの虜になった記憶があります。
参考に、Webで「YAMAHA PASSOLⅡ」で検索するとここのページが詳しく記載されていましたので、ご興味のある方は古き良き時代のスクーターをここで確認してみて下さい。
当時、年末に郵便局でアルバイトをしたお金で新車で購入しました。
記憶では確か総額9万円位で購入した気がします。
今は、原付も20万円程する時代なので高校生のアルバイトでは購入は難しいでしょうか?
我家の子供は中古で動けば十分と言っていたので、そこそこ動くスクーターを探してきました。
中古原付の費用と相場
まず、どのようなお店で中古車を購入するかがとても大事です。
友達から譲ってもらうのが最も安く購入できる手段ですが、整備状況により、乗り出してから故障が起きると友人関係がギクシャクしてきます。
そんなことを考えると、やはりショップで購入することが一番良いのではと思っています。
ただし、メーカ直系の販売店で購入すると、整備費用が思ったより嵩むため、中古にしてはとても高い金額で売られています。
そこで、私のお勧めは街のバイク屋さんです。
過度なカスタム仕様で販売されているお店は高いので、バイク好きが経営しているお店が一番良いのではと思います。
私的には中古で原付を購入するには10万前後までと思っています。
それ以上お金を出すのであれば新車を購入して、乗らなくなったら売った方が、トータル的に安くなるのではと思います。
まず、予算を決める。
その後に、予算に見合う車種を選択すれば思いのバイクが見つかるのではないでしょうか
店頭や、雑誌に記載されている中古バイクの価格はほとんどが、車体価格です。その価格に整備費用や自賠責保険が必要になってくることも頭に入れておいてください。
総価格は「車体価格+整備費用」×消費税+自賠責保険となっています。
整備費用について、かなりお店により違いがあります。安いお店で1万円~高いお店で3万円程するようです。
そのため、車体が7万円としても高いお店では10万円を超え、消費税と自賠責保険等を考えると総額12万円位になってくるのではないでしょうか。
参考に自賠責保険は、加入する年数により異なります。(下表参照)
保険期間 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 |
保険料 | 7,280円 | 9,870円 | 12,410円 | 14,890円 | 17,330円 |
1年当り | 7,280円 | 4,940円 | 4,140円 | 3,720円 | 3,470円 |
自賠責保険を何年加入するか、意外と悩みます。
新車なら5年加入するのが良いと思いますが、中古の場合2年か3年位が良いのではと個人的に思います。別に5年入っても廃車する時に返金されるので、この辺りは予算とご相談すればと思います。
今回購入したスクーター
さて、話が長くなりましたが、今回購入したスクーターは「YAMAHAビーノ」です。
年式は約2000年式となります。
今から16年前のスクーターです。もちろん排ガス規制前の2ストロークですから、オイル交換は不要で、オイルが減った時に足すだけで済むので、意外とメンテは簡単です。
キャブ仕様なので最近の4ストロークのインジェクションと異なり、冬場はエンジンがかかりにくいかも知れませんが、エンジンの構造が単純であることから、まだまだ2ストローク車の人気はあるようです。
ただし、2000年式なので故障がとても心配ですが、購入店のお兄さんがとても良い人で、基本整備はもちろん、キャブの掃除から新品シートの張替(茶色と黒の選択可能)、スロットル部のグリップ交換(茶色と黒の選択可能)、新品バックミラーの取り付け、バッテリーの新品化等を全部考慮して、整備費用1万円と格安で整備してくれることになりました。
その男気に惚れたことと、バイク好きのお兄さんの説明に納得し、古いバイクですが気に入って購入しました。
子供は以前から丸ライトのスクーターを探しており、その候補にビーノが入っていたので、ほぼ納得で購入に至りました。
ちなみに、YAMAHAビーノの仕様は
機種名 | YJ50R |
認定型式/車体打刻型式 エンジン打刻型式 全長/全幅/全高(mm) 軸間距離(mm) シート高(mm) 最低地上高(mm) 乾燥重量/装備重量(㎏) | BB-SA10J/SA10J A113E 1,620/630/1,005 1,150 715 85 66/71 |
燃費・定地走行テスト値(km/L) | 61/30(km/h) |
最小回転半径(m) エンジン種類 総排気量(㎝3) 気筒数配列 最高出力 最大トルク 点火方式 始動方式 燃料タンク容量(L) オイルタンク容量(L) ヘッドライト バッテリー容量/型式 タイヤサイズ(前・後) 懸架方式(前・後) 制動装置(前・後) | 1.6 空冷2サイクル・クランク室リードバルブ 49 単気筒 6.3ps(4.6kw)/7,000r/min) 0.67kgf・m(6.6N・m)/6,500r/min C.D.I式 セル・キック併用式 6 1.3 ハロゲンバルブ・35W/36.5W 12V-2.5AH(10H)/GT4B-5(密閉式) 80/90-10 34J・80/90-10 34J ボトムリンク・ユニットスイング ドラム(リーディングトレーリング) |
今から整備をしてもらうので、納車にはまだまだ時間が必要です。
色は黒と白のツートンを選択しました。
カウル関係をバラしていたのですが、出来上がり状態を確認したいと言うと、簡単にカウルをセットしてくれました。
こんな感じになると思います。
なかなか良いじゃないでしょうか?
予定ではシートとグリップを茶色に変更しようと思っています。
PASSOLⅡとビーノの比較
ビーノも16年前のバイクですが、私が乗っていた32年前のPASSOLⅡと、どれほどの違いがあるか比較してみました。
項目 | PASSOLⅡ | ビーノ |
全長/全幅/シート高(mm) | 1,515/600/615 | 1,620/630/715 |
軸間距離(mm) | 1,075 | 1,150 |
乾燥重量(㎏) | 43 | 66 |
最高出力 | 3.8 | 6.3 |
最大トルク | 0.48 | 0.67 |
燃料タンク容量(L) | 2.6 | 6 |
オイルタンク容量(L) | 0.8 | 1.3 |
タイヤサイズ | 2.50-10-2PR | 80/90-10 |
比較すると大きさはあまり変わらないと感じますが、重量感が全然違います。
あとは、タンク容量でしょうか
これも、当時はメットインではなかったのに、約半分の大きさです。
そう考えると技術の進歩を感じます。
この時代のスクーターでそう感じるのですから、このビーノも現在の4ストビーノと比較すると仕様はかなり違うのでしょうか?ショックを感じるかも知れないので、その比較は遠慮したいと思います。
保険について
自賠責保険は強制で加入になっていますが、任意保険は個人の考え方で入るか否かを決めることが出来ます。事故をしない自信があれば、任意保険は不要と思いますが、いつ・どこで・どんな立場になるかわからないので、やはり任意保険は入った方が安心だと思います。
特に免許取立ての方は、今まで自転車以上にスピードが出るバイクで公道を車と一緒に走るのですから、何がおきるかわかりません。
ただし、任意保険はかなり高価です。
見積もりをとるとびっくりする価格になると思います。そこで、もしご家族の方が、車の任意保険に加入されていたら、ファミリーバイク特約をつけることをお勧めします。
このファミリーバイク特約はとても良く出来た内容になっています。
「ファミリーバイク特約」とは125cc以下のミニバイク、または原付にのみ有効な特約です。
大前提としてライダー自身、または同居の家族の誰かが任意の自動車保険に加入している必要があります。ライダーが別居でも、自動車保険の記名被保険者が親なら特約をつけられますが、未婚の子に限られます。
バイクの任意保険には等級制度があり、スタート時には割引が小さいので保険料は高くなります。しかも年齢が16~20歳と若い場合には、年齢条件の影響もあり、さらに負担は大きくなります。
保険料は月額で9000円前後、年間10万円超ということも珍しくありません。しかしファミリーバイク特約なら、保険料は年間7000~3万円以下に抑えることが可能です。
ぜひ、これを確認して下さい。ただし、保険会社により内容は異なる場合があるので、この内容が適用できるか否かは保険会社にご確認下さい。
ちなみに、私が32年前に「YAMAHA PASSOLⅡ」を購入した時は、任意保険に入っていませんでした。事故も何も無かったので良かったのですが、今から考えると「ゾッ」とします。
思ったこと
今月中旬くらいには整備が完了し出来上がってくると思います。
子供より私自身の方が楽しみにしています。ビーノの受け取りも私がお店まで行くことになっています。自宅とお店では車でも1時間ほどかかるので、実際に受け取った日に乗って帰ってくるのにどのくらい時間がかかるか少し心配と2月の寒さの中、大丈夫かなと思っていますが、実は乗りたくて仕方ないと本当は思っています。
16年前のスクーターですが、この当時の生産は「Made in Japan」です。
現在は中国や台湾製が多いようですが、日本製と言うこともあり、まだまだ大丈夫と思っています。子供が大学に通う4年間はしっかりと走ってもらいたいと思います。次回、ビーノの記事を書くときはおそらく納車した時かと思います。
続きを楽しみにしていてください。
追伸:今回購入したお店は、「YAMAHAビーノ」の中古を専門に扱っているお店です。
とてもビーノのことに詳しくて安心で技術のしっかりしたお兄さんがいらっしゃいます。このお店はたまたま通りかかったのですが、良い出会いであったと思います。
https://cyapu.com/2016/02/27/vino2/
ヤマハ ビーノ DX Boy FI 50cc 黒 国内モデル15年・新車乗出し価格 SA37J
ヤマハ(YAMAHA) バイクカバーEタイプ 2Lサイズ 90793-64261
バイクヘルメット システムヘルメット フルフェイス ジェット ダブルシールド 今年バージョンアップBLD158[08.商品8/L]
スカイネット 1/12 完成品バイク Kawasaki Ninja H2R
バイク旅行 vol.20―ツーリング生活の道案内 (SAN-EI MOOK)
コメントを残す