被爆二世の健康診断受信申込書が届くとそろそろ冬を感じます。

 

毎年この時期に被爆者二世健康診断書の申込書が届きます。

この書類が届くと、秋から冬になるなといつも感じています。

被爆二世とは

広島、長崎原爆被爆者の子で、数十万人ともいわれる。被爆者には被爆者援護法に基づく被爆者健康手帳が交付され、医療費の本人負担分が原則免除されたり、特定の病気にかかって申請すれば、健康管理手当が受給できたりする。2世への国の施策は健康診断のみ。一部の自治体は、特定の病気を治療した場合、医療費を助成している。

私の父も広島出身であることから被爆者となっています。その子である私は、「被爆者二世」といった分類に入ります。

現在、広島県に住んでいませんが、この制度のおかげで他府県に在住していても、年に一度健康診断を受けることが国の施策で決められています。

二世にまで必要なのかどうかはわかりませんが、原子力爆弾が広島に投下されて、被爆者の子供には影響がないのか否かを国が確認しているのだと思います。

健康診断の内容はいたってシンプルで血液検査まではあった記憶があります。毎年届きますが、必ず受診する必要はなく、本人の意思で受診するか否か決定できます。

私自身は、ちょうど会社の健康診断と時期が重なるので、受診した経験は10年前に一度だったと思います。費用は無料となっています。

戦後、70年が経過した現在において、戦争経験や広島・長崎での原爆投下について詳しく話ができる人が少なくなってきました。

今年は、第44代アメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領が5月27日に核兵器の廃絶を訴えて広島に訪問した出来事がありました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page4_002105.html

今までにない、行動であったことが記憶にあり、この前日に行われた伊勢志摩サミットよりも注目を浴びたニュースだったと記憶しています。

その時も、ニュース画像に出てくる人たちは皆さんお年を召した方々でした。この経験を次世代に引き継ぐにも引き継ぐ方々が少なくなっていることをすごく感じました。

現在、この被爆者の二世(私達の年代)が中心になって、この戦争・原子力等の経験を被爆者に変わって、伝えていく活動をしている方々もいらっしゃるようです。

申込書

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書類はこんな感じで届きます。説明書と申込書です。書類の形式は各都道府県によって異なるかもしれませんが、他府県に居た時も同様な文面内容だったと記憶があります。

今年は、少しでもお役に立てればと思って受診してみて、同じように受診されている方々に原爆の話等を聞いてみるのもいい機会かなと思っています。受診日が平日であるので仕事の都合が良ければ参加してみたいと思います。

おわりに

最初に書きましたが、この手紙が来ると秋から冬を感じます。そろそろ秋になってきました。

広島は美味しい食べ物や宮島等の日本三景もあります。

また、今年は広島カープで賑わっています。よければ、秋の広島観光に行ってみてください。

原爆投下から70年経過しましたが、とても綺麗な街づくりが出来ています。原爆ドームや資料館もとてもいい雰囲気の場所になっています。

ぜひ広島へ


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